ハイドライド3
THE SPACE MEMORIES

T&Eソフト アクティブRPG
今ではWin版あり。それ以外は入手困難


HYDLIDE3 THE SPACE MEMORIES

☆異次元の思い出

 「邪悪な意識」エビルクリスタルが砕け散って以来、魔物に襲われる心配もなくなり、フェアリーランドも平和になりました。
 この地、フェアリーランドは妖精と人々とが共存する美しい世界でした。
 しかし、人々の生活が豊かになるにつれて、妖精たちの姿はたんだんと見られなくなってしまいました。そう、まるで人間だけの世界のようになってしまったのです。

 そんなある夜、地響きとともに巨大な火柱が立ち昇りました。そして、何事もなかったのようにその夜は過ぎていったのですが・・・。
 翌日、フェアリーランドに不思議な扉が出現していました。この扉は中に入った者をどこかへ飛ばしてしまうのです。
 その他にも、地割れが出現し、謎の神殿が出現するなど、天変地異が起こるはずのないこの地では考えられないような事態が次々と起こり始めました。
 これらを重くみた修道僧たちは、原因の究明を一人の若者に命じました。
 その若者が、あなたなのです。

☆今度は一気にパワーアップ!

 さて、「ハイドライド3」では今までのシリーズに比べると、一気にパワーアップしています。例えば「重量の制限などによる『リアルさ』」「昼夜の区別」「よりアクションゲームらしい操作」「さらに美しくなったCG」などなど・・・システムからして作り直されているので、「ハイドライド2」に比べるとシステムとゲーム内容がうまくマッチしている感じになっています。
 特に「ハーベルの塔」の200階建てのダンジョンは広告でも話題にされていましたし、3ツ首の竜「マッドドラゴン」の巨大さなど、いろいろな面で今までのシリーズとは比べ物にならないほどパワーアップしています。

 反面、一部のシステムを入れた事で「わかりにくさ」が出来てしまった所もあります。
 例えば「重量の制限」のおかげで金を集めている時にいきなり動けなくなったり(苦笑)、食料を買いすぎて動けなくなったり(爆笑)、新しい装備を買った途端に(以下略)。
 ただ、レベルアップすれば自然に持てる重さも増えるので、「自分のレベルに合った買い物をしましよう」という意味でならわかると思います(「ザナドゥ」でも、レベルに合っていない剣を持っても意味がありませんでしたね)。ゲーム性を考えた場合はあまり歓迎出来ないのは確かですが(煩雑さが増えた面はあるので)。ちなみに先述の「金を集めていたら・・・」という部分は中盤で「両替機」が手に入り、それを使えば所持金を最も軽い状態に出来るのでそれまでの辛抱だったりします。でも重いんだよね、「両替機」も・・・他のも持ち物を捨てれば動けるようになります。一番いいのは無理な買い物をしない事ですが。
 他にも「精神力」というパラメータがあって、これは「2」の「FORTH」と同じくプレイヤーキャラの善悪を表しているんですが、今回は敵にも「善のモンスター」が結構いるので知らないうちにガンガン下がっていたりとあまりいい印象がありません(一部の仕掛けではこれが関係するけど)。

 ただ、この時期のゲームは多くが「模索期」というか、どうやって新しい要素を出そうかというゲームが多かったのであまり文句は言えませんね。事実、楽しめるレベルにあるゲームでしたから。
 少し補足しますと、先に書いた「ハーベルの塔」はいちいち200階を登らなくてもいいようになっています(実際に行く必要があるのは少しだけです)。

☆今度は体当たりじゃありません

 今度の戦闘は今までのと違って「体当たり」ではなく、実際に武器を振って戦うシステムになっています。だから今回は「弓」を装備したら実際に弓を飛ばすし、剣は剣を振って・・・というようにそれぞれの武器に「射程距離」があります。もちろん敵の攻撃も射程が長い物、短い物と様々になっています。
 それに、いわゆる「死角」があり、これは敵にもプレイヤーキャラにも言えます。だから相手の死角にうまく入って戦う、という事で今までのシリーズに比べるとアクション性が高くなっています。アクション性が高いとは言っても、実際には難しくありません(どっちかというと前作までの方が難しかったかも)。
 もちろん魔法もあるけど、あまり使わなかったな・・・私は「戦士」で遊んでいたので。
 書き忘れていましたが、「3」ではプレイヤーは始めに4つ+1の職業を選べるんです。それぞれ「戦士」「強盗」「僧侶」「修道士」、そして隠し職業として「怪物」になっています。
 この中で、「怪物」は本来の職業のパラメータを引き継いだ上に、体力がかなり増えます(ただし乱数で怪物になるようになっているだけなので、確実に出せる訳ではありません)。しかしデメリットも一応あって、実はラスボス戦で・・・。

☆衝撃のラストを見られるか?

 「ハイドライド3」で印象的なのは、舞台が今までに比べて格段に増えた事でしょう。
 ハーベルの塔、地下にあるバラリスの洞窟、失われた宮殿、宇宙(!)など・・・一部「これって、ファンタジーじゃなくてSFじゃん」って場面もありますが(苦笑)、それぞれが後半へのヒントなどになっていたりします。でも全体のストーリーはあまり出てきません(街の人の言葉で出てくる程度で、今のRPGに比べると舞台で物語っている感じでしょうか?)。
 そしてやっとラスボスである「ガイザック」の所までたどり着くと、シリーズ全部を通してプレイした人には衝撃の展開が待ち受けています。ここはネタバレですが、許してください。

 実は今までの冒険の舞台−悪魔バラリスも、「邪悪な意識」エビルクリスタルも、そしてフェアリーランドそのものも・・・すべてガイザックの手によって作り出された存在だったのです。
 つまりガイザックを倒してしまうとフェアリーランドも全て消滅してしまいます。しかしガイザックに負けてもフェアリーランドは消えてしまいます。しかしあなたはガイザックを倒すしかないのです。それだけが最後の希望なのですから。
 そしてガイザックを倒した後、フェアリーランドは消滅しましたが・・・
 しかし、あなたの目の前にはかつての美しいフェアリーランドが確かに存在しています。そして、どこかに消えてしまっていたと思われていた妖精たちの姿があります。
 「信じられない・・・」
 「言ったでしょ?不思議が当然フェアリーランドってね。」

 どういう事かはここでは書きませんけど、今でも自分で全部クリア出来なかったのが悔しいほどにいいエンディングだと思います。
 (注:私のやっていた「ハイドライド3S.V.」では途中で止まっちゃったんです)

☆移植状況は?

 この「ハイドライド3」は、家庭用ゲーム機では、ファミコンではナムコから「ハイドライド3」、MDではADK(だったかな?)から「スーパーハイドライド」という名前で出ています。どっちも原作に割と忠実みたいですね。MD版には「伏せる」というアクションが増えていますけど。
 他には、正確には「移植」でなくアレンジ版としてPC-9801版「ハイドライド3S.V.(スペシャルバージョン)」があり、これは「オープニングを含むデモの強化」、「水の世界の追加」「いくつかのボスが増えた」など様々な改良があります。

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 ああ、今これを書いている時点で「ハイドライド3」がやりたくなってしまった・・・
 どこかに「クリア出来る」ハイドライド3S.V.がないかなぁ・・・
 追加:現時点では、Windowsソフトとして「ハイドライド3 GOLDPACK」が出ています。「ハイドライド3」アレンジモードとオリジナルモード、「ハイドライドII」のオリジナルモードを収録しています。