こんなことがありました(日記)

2009年7月



2009.07.28 Tue.
先週の土曜日、東京プライドの総会を開催し、ようやくひと段落。東京プライドの支援層が広がりつつあるなぁ、と実感できる会でした。まぁ、東京プライドがらみでやらなければいけないことは、まだまだ山積みだけど、とりあえず、しばらく生業と研究にエネルギー配分を増やします。

研究の方では、小さい単位のものだけれど、とある研究補助金をいただくことになったので、がんばらねばです。ちょっと難しい研究課題を出したので、気合いをいれて臨まないといけない感じ(補助金をくれるところが正式に発表したら詳しく報告いたします)。

こんなに色んなことをやって大丈夫なのかなぁ・・・と思うけど、認めてもらえるところ、必要とされるところで自分のできることをやっていくことが大事と考えてトライしていきます。でも、どれもこれも中途半端にならないように気をつけねば(とはいえ、完璧を求めると燃え尽きてしまうので、ほどほどに)。

さて、来月からブログに移行する予定。それにともなって、もう少し内容のある、ある程度テーマをしぼった日記を書きたいなぁ、と思っているけど(最近、この日記はほんと自分の近況報告ばかりなので)、さてさてどうなることでしょう。


2009.07.23 Wed.
雑誌『We』を発行しているフェミックスのサイトが、このHPをリンクに入れてくださいました。感謝! 『We』は、「一人ひとりが大切にされる社会の実現をめざし、知恵や情報の交換、ネットワークづくりができる《場》として、毎号さまざまなテーマをとりあげて」いる素敵な雑誌です。 『カミングアウトレターズ』を紹介いただいたこともあります。

その『We』のフォーラムが、今週末、京都で開催されるとのこと。とても興味深いテーマで様々な分科会が開かれるようです→  もちろん、ジェンダー関係の分科会も関心惹かれるけど、僕は、「赦す権利」という分科会に参加したいなぁ(京都まで行くお金も時間もないけど)。

ちなみに、フェミックスのサイトは、こちら→ 


2009.07.19Sun.
昨日の「Prelude」、多くの人にご来場いただき、盛況となりました。ありがとうございました。入場者数は333人。出演者数237人も含めると、570人が参加したことになる。すばらしい。ちなみに、これまでは、四谷区民ホールで開催してきたけれど、来年は中野ゼロ大ホールという大きなハコでやる予定なので、ぜひもっと多くの人に足を運んで欲しいなぁ、と思っています。

今回の「Prelude」では、僕は主に受付周りにいたのだけれど、これまでと違うなぁと思ったのは、女性の客も増え、また色んな雰囲気の人が来ているということ(小学低学年くらいの子ども連れの方も二組)。。こうして、ゲイだけじゃなく、色んな人が集まれるLGBTの音楽イベントはほとんどないので、定着するといいなぁ。でも、あまりにもnon-LGBTの人が多くなると、LGBTの人が来づらくなることもあるので、その辺は悩ましいところでもあるけど・・・。

そして、昨日の「Prelude」で、来年のパレードの予定を発表しました。2010年8月14日(土)開催です。真夏&お盆の真っ最中でほんと心苦しいのですが、諸般の事情により、そのように決定させていただきました。パレードは、フェスティバルよりもかなり大変だけど、2000年の開催からちょうど10年。いいパレードになると信じています。みなさまどうぞお力添えください。よろしくお願いします。・・・って、まだ一年以上も先なんだけど・・・(苦笑)。

2009.07.13 Mon.
「若者」がよく口にする言葉に、「あまり長生きしたくない」というものがある。先日も、僕の授業に出席していた学生がそんなことを言っていた。僕は、その彼に、こんな風に語った。「それは、やっぱり若いってことなんじゃないかな。僕は年を重ねれば重ねるほど、やり遂げたいこと、やり遂げなくちゃいけないことが増えて、まだまだ長生きしたいと思うようになったよ。楽しいこともたくさんあることがわかってくるし。もちろん苦しいこともいっぱいあるけど・・・。それに、高齢になっても素敵に生きている人を見ると、ああいう風に年をとれるといいななって思えるようになってきたな、僕は」。

そんなやりとりを後で反芻しながら、僕が今、まだまだ生きたいと思うのには、他にも色んな理由があるなと思った。早くに亡くなった友人たちや姉から受け取ったものを、まだちゃんと誰かに継いでいない、という思いがあること、これまで助けてくれた人たちに、まだまだ恩返しができていないこと。あと、これは長生きしたとしても避けられないことだけど、愛する人を悲しませたくないこと。

そして、「でも、こんな風に思える今の自分は恵まれているってことなんだよな、なんて幸せなんだろう」とも思った。それこそ自暴自棄な気持ちで、生きるのが嫌だと思ったときもあったっけ。とはいえ、これからも何があるかわからない。また「もういいや」と思うときが来るかもしれない。経済的な苦しさや体の調子が悪い日々が続くと、生きる気力が損なわれていくことを、僕は既に何度も経験している。またそんな時がやってくる可能性は十分にある。今も体には爆弾のような問題も抱えているし、これからまた、様々な事情で経済的にも厳しくなりそうだ。だけど、問題を先取りして心配してもしょうがないし。

って、こういった話を、ここ数年この日記によく書いている気がする。やっぱり、自分が病気したり、手術したり、何人も自分にとって大事な人が亡くなったりしたことで、生きることについて、頻繁に考えるようになったから・・・。というわけで、まだまだ活動、研究、教育、生業?と、何足もワラジを履いて歩んでいきます。

2009.07.10 Fri.
とても厳しい状況の中で『カミングアウト・レターズ』を読んでくれた人がいることを、ある人を通じて知った。その人がカバンから取り出した『カミングアウト・レターズ』の表紙は擦り切れていたという。具体的にその本がどう力になれたかはわからないけど、心身ともに過酷であったろう日々の中で読んでくれた人がいるということだけで、僕は、この本をつくって良かったと思った。

また、つい最近、別の知り合いの女性から、彼女の甥っ子が母親にカミングアウトをし、それを受け止めるのにこの本がとても役に立った、と語っていたという話も聞いた。本として残しておけば、こうして出版から時間が経っても誰かが手にしてくれる。また、そんな本をつくりたいなぁ。

2009.07.05 Sun.
今更ながら、はじめて『ゲド戦記』を読んでいる。友人が「三巻までは、ありがちな物語だけど、四巻以降の世界観の変わり方がすごい・・・」と言っていたので、なんとかそこまで辿り着こうと。

とりあえず、一巻を読了。確かに、物語構造としては単純なのだが(<もともと子ども向けの作品なのだから、ある意味、当前といえば当前なのかもしれないけど)、それはそれで色々と考えさせられるものがあった。自分の影から逃げずに、いかに対峙し、引き受けていくのか。わかりやすいテーマだが、その実践は困難なものだ。ある意味、生涯の課題かもしれない。

この本の中に、最近僕が感じていることに近い言葉があった。魔法使いの学院で主人公のゲドが長(おさ)の一人から言われる言葉。「力を持ち、知識が豊かにひろがっていけばいくほど、その人間のたどるべき道は狭くなり、やがては何ひとつ選べるものはなくなって、ただ、しなければならないことだけをするようになるものなのだ」。

でも、きっと「しなければならないことだけをする」中で、ほんのちょっとずつだけれど、何かを動かすこともできるような気もする。だから、「しなければならないこと」の中で、もがいている。



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