8月15日(日) 韓国旅行記3日目
 いよいよ3日目である。昨日の疲れもあって、起きるのがかなり遅くなった。10時を回っていた。幻なのかもしれないが、「サラゲ スチューディオ」を見ながら、出かける支度を。今日は、夜に人に会う約束にしている以外は、特にない。せっかく光復節にいるのだからと、早く起きてパゴダ公園にでも行くつもりだったが、出遅れてしまった。

 出かける準備をし終わった頃にはもうお昼近かったので、参鶏湯(サムゲタン)を食べに行った。明洞の栄養センターへ。久しぶりに食べる参鶏湯はうまかった。当然ながら、スープまで全部飲む。うまい。なぜこんなにうまいのだろう。

 その後、明洞衣料でお土産となぜかコードレスの電話機を買った。私は韓国のいろんな変な形の電話機が好きでつい欲しくなってしまうのである。別にそれは形が変だったわけではないが。まあ、そんなものを買ったり。そういえば、キティちゃんの賞品をよく見かけた。それから、携帯電話のストラップなども。ストラップはキティちゃんに限らず、いろんなキャラクターのもの。日本の輸入物も多数あるようだった。

 そのあと、一昨日に引き続き、パッピンスを食べにカッペ(cafe)に入った。なかなか男が一人でパッピンスを頼むのも勇気がいるものだが、旅の恥はかき捨てである。その後、結局歩いて、パゴダ公園方面に向かった。その途中で、T-ZONEにふらっと立ち寄る。3階にインターネットカフェがあったため、思わず入ってしまった。飲み物はコーラを頼んだら、去年韓国オリジナルコーラとして発売された815コーラ(815は8月15日を意味し、その日は韓国では独立を祝う日である。)が出てきた。この日に815コーラを飲むとは感慨深い。

 ヘッドフォンもあったので、MBCのホームページにつないでRealAudioの生放送を聞きながら、いろいろと見ていた。せっかくだからということで、同じく最近のヒット曲を聴けるページにつないでみていた。そのうち、日本語のフォントも入っていることが分かり、自分の掲示板をのぞいてみようとしてみたが、自分の掲示板のアドレスを知らないためにできなかった。元のホームページからのリンクももう消してしまったし。そんなことで、1時間以上も長居をしてしまい、そこを出たのは4時を過ぎていた。

 その後、ようやくパゴダ公園へ。相変わらず、アジョシ、ハラボジたちがたくさん集まっている。少し緊張したが、特にどうということはなかった。中で鍾路区主催の記念行事をしていたが、もうきちんとしたのは終わっていたと見えて、トロット歌手がステージで歌っていた。名も知らないその歌手は一人で盛り上がっていて、誰も言っていないのに、「アンコールですかあ?」と聞いて、そこに司会者が次にうつろうとして割って入ったところ、バックバンドの一人が司会者を説得してアンコールが始まるという変な盛り上がりをしていた。結局パゴダ公園には5分くらいしかいなかった。

 次に横の仁寺洞へ。明日帰るのにまだ食べてないものがあるなと思い、粉食食堂に入ってラーメンを食べた。その味は懐かしいジャンキーな味だった。なぜ店で食べるとうまいのだろう。

 そこを出て、仁寺洞をふらふらしていた。特に買いたいものはなかったが、帰ろうとしたときに目についた生活韓服の店に興味を引かれた。私は昨日の午前中着ていた冬物しか持っていないのだが、せっかくだから夏物を買おうと言うことで、それを探した。2m×5mくらいの小さな店で、お店の人と話をして黄土色の服を一枚買った。あとできてみたが、なんだか修行僧のようである。

 買い物を終えて、満足のまま一旦ホテルに戻る。5時40分頃だったが、テレビをつけたらもうSBS人気歌謡20は終わっていた。相変わらず、テレビの放送時間は規定の時間通りではないようである。ちなみに、そのままチャンネルを変えていたら、Kリーグのオールスター戦が始まった。これはラッキーと思って、前半を見ていた。

 そのテレビを見ながら、昼に買ったコードレスの電話機が使えるのかどうか確かめて見た。どうもうまくいかない。充電の不足なのかと思い、しばらく充電することにした。サッカーの方は噂に聞いていたとおり、私がいなくなってから人気が上がったようで、特にアン・ジョンファンの人気はすごかった。顔もなかなか男前で、長髪を後ろでしばっていて、何でもファンからはテリウスと呼ばれて、アイドル並である。とにかくボールを持つ度に大変な歓声になる。やはりこういうミーハーファンは大事だなと思わせてくれた。

 それから、なるほどと思ったのはチームが中部チームと南部チームの対決になっていたことだ。別に北部チームというのはないのだが、そのチーム名を見て北部は北朝鮮のことなんだなあと思った。これは北という文字を嫌っているわけではなく、自分たちの国は朝鮮半島全体であるという意志表示なのだろうと納得をした。そう思っていたところ、確かに天気予報でもソウルのあたりは中部地方と言っているということに気がついた。重い。

 前半を見終わってさっき買った生活韓服を着て出かけた。ちょっと勇気はいるがこれも旅の恥はかき捨て。(ちなみに試合の方は翌日の新聞によれば、7対3というすごいスコアで中部が勝った。)梨花女子大のあたりに出向いた。何かいいお土産はないかと探していたが、あまり見あたらなかった。路地を歩いていて、最後に冷麺は食べておこうと思い、さっきラーメンを食べたばかりなのに、焼き肉屋に入った。いかにも地元のと言う感じの焼き肉屋だったが、横には日本人らしき人がいた。韓国人の知り合いに連れられて来ているようだった。どうも留学経験者のようだった。

 自分の約束であるが、相手と今になってようやく連絡が取れ(昼から連絡していたが捕まらなかった)、その人の家にいった。そこは高台の新しいアパートであり、そこにたどり着くまでに汗だくだくになった。玄関で対面し、「よく来たね」と歓迎を受け、さらに服装で驚いてもらい、中に入った。中には彼女の友達もいた。女性の部屋に汗だくだくで入っていく私も結構ずうずうしいものだ。

 彼女たちは「チャンミワ コンナムル」というドラマを見ていた。それが、いかにもありそうな韓国の家庭を描いていて面白いそうだ。主演はチェ・ジンシル。そのドラマの後、彼女たちはさっきまで見ていたと言うことでビデオを見始めた。いいなあ、客が見ても気を使わないこの感覚。そのビデオは今年韓国映画の記録を塗り替えたと言われる「シュイリ」だった。後半から見たが、聞き取れない部分が多数ありながらも面白かった。できるなら初めから見たいと思った。

 その後、いろいろと話をして(2人とも日本語が日本人並にうまい)、10時半頃にそのアパートをあとにした。帰りはマウルバスを利用。そうしてホテルに戻ったら11時を回っていた。しかし、今日はこれで終わらない。何か飲んでないなあ、と思い、ホテルに戻るときにチェックしていた24時間HOFに行った。直訳すると24時間ビアホール。以前、実は行ったことがあったのだが、中の作りは殺風景で、テーブルといすが置いてあるだけで、装飾はほとんどなし。奥にコンビニにあるような冷蔵庫があり、そこにビールが入っている。それを頼んで、つまみもコンビニで売っているようなつまみや缶詰を少し調理してくれるというもの。でも、値段は普通のHOF並には取る。つまみ代も。(なら行かなきゃいいという気もするが、そこはご愛敬)

 ビールはHITEを頼んだ。つまみはフライドチキンを頼んだが、時間がかかると言われて、結局すぐに出るものということで、ケランマリ(要は卵焼き)を頼んだ。ビールは頼んでもいなかったが、2本出てきた。ケランマリも出てきたがなんだか韓国らしくないつまみだ。えーい、と思ってコルベンギ(貝の缶詰を辛く野菜と炒めたもの)を頼んだ。これは辛かった、本当に。ビールが進む、進む。もう1本追加しようと思ったくらいだ。だが、これが韓国らしいと思った。

 そして、ホテルの部屋に戻ったのは1時半頃。ああ、もう終わるのか。