| さて、今日は何をしでかしてくれるやら。 ここの所大佐の様子がおかしい。 いや日常行動としては、奇妙ではないのだけれど、大佐の行動 としては普段やらない事を、畳み掛けて行っているから こちらとしては首を傾げざるを得ない。 最初は先週の夜、いつもどおりに寝台へ潜り込もうと すれば、なぜかそれを阻止しようと大佐が掌を組み合わせ 俺を押し返そうと力比べ。 元々体力だけなら俺の方が上なうえ、上から己の体重 加算できる重圧と細腕で支えようとするバランスが均等な 訳は無く、あっさり大佐の掌は、力なくシーツの上に落ちてった。 ひょっとしたら本気の抵抗だったのかもしれないけれど、その後の 大佐のちょっと鼻に掛かった甘い声での「ヤダ」は、お誘いに しか聞こえなくて、一生懸命俺の胸を押してくる手も、 シャツの合わせ目からボタンを外して指を潜り込ませれば、 すぐに力なくした。 その次は入浴。丁寧にあちこち洗ってるのはシャンプー等の 残り香で十分推測できるのに、なぜか大佐の入浴時間は カラスの行水レベル。 きわめて早いのにその日に限って1時間過ぎても出てくる 気配が無かったんだっけ。 どうしたのかと様子を見に行けば、バスタブの中で顔を 真っ赤にのぼせていて、とりあえず抵抗ないのを確認し そのままベッドへ運んでいった。冷やすのに余計な服は ないほうがいいだろうと、そのまま風を送ったり濡らした布 で頭を拭ったりでたいしたことはしなかったのだけれど、 大佐本人はとてつもない醜態を晒したと思っているようで、 翌日の落ち込みっぷりったらなかった。 その次の時は、やっぱり長い時間篭ってるから心配に なって様子を窺いに行って、……ついついその場で盛り 上がってしまった件は、ごめんなさい。 その前に、なんだか変なモノを混ぜたらしいカクテルを 渡されたこともあったよな。 大佐ってば俺を犬扱いしてるクセ、飲みなれた酒に 違うもの混ぜたら即気付かれるとは思わなかったんだろうか。 錬金術がらみの悪戯で、何度か困った事態を引き起こして くれた実績あるから、おしおき代わりに本人に飲ませたら くったり力をなくして、もたれてきたのはかわいかった。 体に害は無いっぽいのは、俺でも理解できたから 無抵抗なのをいいことに、さんざ大佐のあちこち触らせて 弄らせて頂きましたけど、罪は相殺ですよねこの件は。 大佐の弱いトコやいいトコも知り尽くせたので、今後にも 生かしていきますからと告げたら、硬直されたのは何故だろう。 後は、真っ暗な書斎に一人引きこもってたりもしていたよな。 …何がしたかったのかは不明だけれど、俺に大佐の居場所が わからないはずないのに、気配を消してこっそりと。 見つけた時の驚いた顔が、どうにも微笑を誘って、ついつい ご褒美おねだり&大佐お持ち帰り。 どれだけ一緒に過ごしても、厭きるどころかますます傍に いたいと思われてくれる人。 さて今日は、大佐何をしてくれるのかな。 陽気で無邪気な大型犬は、いまだロイの思惑に気付いていない。 *************** 大佐の行動を解ってないハボ でもやってることは同じ(笑) |