| 微かに震え、嬌声を噛み締めようと振舞うロイの顔にハボックは見惚れた。 すでに何度目かの熱を放出させられたロイは、息も絶えだえだが薬の効果 があるのか気を失うことはなく、もどかしげに与えられる刺激に無意識に 腰をくねらせている。 「んっ…ハ…ボ……もっ……」 「言ったでしょう アンタの言葉なんて今日は聞いて上げないって それに… 大佐殿に使われましたお薬は男の精液でしか中和できないんですよ 今ここ で俺が止めましたら立派な性奴隷の完成っスよ?」 涙で潤んだ瞳と上気した白い肌が、ハボックの嗜虐欲を煽り背筋をぞくぞく させた。 「ああ…でもそれも悪くないかもしれませんね そしたら俺がアンタを誰にも 見せないで 誰からも触れられないようにして飼ってあげられる」 見えない目で縋るような視線を送るロイに、ハボックは普段見せたことない 闇をどこかに潜ませたような歪んだ笑みを返した。 ぬるり、とまた熱い粘膜に昂りを包まれたロイはとめどなく与えられる快楽と いう名の苦痛に、声にならない悲鳴を上げる。 わざと音を立て、ぴちゃぴちゃと先端に唾液をからませ溢れる蜜を指先で 掬ってはロイの蕾に周囲を擽り、決定的な熱を欲しがるロイの体をひたすら ハボックは弄り続けた。 「…っぁ…っ…」 既に全身から力を失っているロイの声は、かすれた喘ぎにしかならない。 剥き出しにされた白い躰と、敏感に反応をかえす様子がたまらなくて、 ハボックは犬のように、ひたすらその体を舐めまわし、淫靡な音がロイの耳を 犯すのを楽しんだ。 飢えていた身に舞い込んできた、皮肉な僥倖。ロイの香り、ロイの肌触り、 ロイの反応に、ロイの声――なにもかもがハボックを夢中にさせる。 「…っ……!」 ハボックの鍛錬により太くなった、長い指がほんの少しロイの襞を掻き分け ると蕾はそれを逃すまいとでもするよう、きゅっと窄む。 自身の蜜と執拗に舌で刺激を与えられ解された双丘の奥は、攣くつき綻び ハボックの与えてくれる刺激を待ち望んでいるようだ。 許して、と動く赤い唇は塞がれ舌を絡めとられ、なにもかもが解らなく混濁 するほどの愛撫。 くちゅり、と音を立てて沈められた指がロイの内壁を擦る。 何に対して許しを乞うているのかも解らなくなるほどに、与え続けられる甘い 責め苦。すでに悲鳴を紡ぐことすらできなくロイを見て、ハボックは膝裏を押し 持ち上げ、ロイの秘所がより良く見えるように、膝が胸部につくほど体を折り 曲げM字型に開脚させた。 ハボックの眼前に掲げられた腰から伝う、数筋の液体。 「案外 アンタにとって悪くない生活かもしれませんよ 言葉とは裏腹にこんな 感じやすくて従順でエロい躰してるんスもん」 「あ…くぁ………ふ…………ぁん…っ!」 嘲り含んだ声でハボックが何度か指を抽送させると、ロイの背がぴくりと震え 再度硬くなりはじめたロイの中心が、淡く濁った液を滲ませる。 「あふ……あ……や…ぁ……」 絶間ない快感に、既に意味を示す言語を形どれないロイは、悲鳴に近い泣声 を洩らし涙を零し続けた。 「俺をホシイ…?」 耳元に低く囁き返す声に、ロイは何度も繰り返し頷く。 「…必死っスね 俺じゃなくてもその熱治めてくれるんなら誰にでも頷いたん じゃねえの アンタ」 「ちがっ……ハボが……ハボックじゃなきゃ…や……ッ」 「…よくできました」 玲瓏な太腿を割り開き、ハボックがその合間に理想的な筋肉がついた肉体を 納めると、ロイを抱きかかえた。 「っく…んん…」 放心しかけていた体に熱い奔流が注がれ、ロイは目の前に あるハボックの首に、懸命に縋りついた。 ようやく望んでいた楔を打ち込まれ、 全身を揺すられる行為は、屈辱など比で はないほどに ロイを呑み込み、掠れた喘ぎを誘う。 すでに全身をハボックに支配され、ハボックしか感じられないロイを、もっと耽溺 させてやろうとハボックはロイの昂りを扱いた。 「あっ…くっ……あぁ、…あんっ」 切ない声を漏らしきゅっと締まったロイの内部へ、ハボックが限界まで己を押し 込み熱い飛沫を叩きつけると同時、涙を湛えた黒い瞳は閉じられロイの意識は 失われた。 「大佐が望む場所があれば 守り、付いて行きどんな命令にも従います …でもねアンタが俺を置いていくのだけは許さない」 己の腕の中で気を失ったロイに、ゆったりと嗤うハボックの笑みは何よりも 満ち足りた表情だった。 ********************* やっぱりあの設定だったら生かしたほうが…・と続き書いてみたり |