ハシビロガモ −嘴広鴨|Shoveller−

写真:オス
2005.2.14 不忍池:東京都台東区
(EX-P600)

■オスの識別ポイント■
 なんといっても、シャベルみたいな形の黒いくちばし。腹部は栗色で、頭の色は光の加減で紺にも緑にも見えたり。

■大きさ■
 やや小さめ。オナガガモやヒドリガモより若干小さい。

■生息■
 北半球で繁殖し、南半球に渡る淡水ガモ。日本は南半球ではないけれど、冬場に渡り鳥としてやってくる。雑食で、草や水草も食べるものの、プランクトンが大好き。くちばしの形は、プランクトンをかき集めるために特化したと思われる。
写真:メス
2005.1.30 不忍池:東京都台東区
(Caplio R1)

■メスの識別ポイント■
 オス同様の独特のくちばしで、一目で分かるはず。身体の方はオナガガモのメスと似通っているものの、まだら模様のパターンが粗い。

■英語名■
 和名は読んで字のごとく「くちばしの広いカモ」だけれども、面白いのはむしろ英語名。辞書を引くと「ハシビロガモ」と一緒に「シャベルを使って働く人」と書いてある(笑)。

■鳴き声■
 グワッ、グワッ


写真:餌を集めるハシビロガモ
2005.1.4 加瀬沼:宮城県利府町
(QV-2900UX+2xテレコン)

■水面をすくうようにして■
 水面に浮いているプランクトンや、草花の種子などを集める動作。この動きそのものはオナガガモなどにも見られますが、ハシビロガモは独特の形のくちばしを用いて、集団でやるのが特徴。
 楽しい形のくちばしは、とても実用的にできているようです。……関係無いですが、そういえば、昨今の新幹線電車の先頭部も、こんなカタチをしていますね。

 まずは3羽での、小規模な写真から。
写真:餌を集めるハシビロガモ
2011.1.18 加瀬沼:宮城県利府町
(DSC-H50+1.7xテレコン)

 そして、大規模な集団。この規模になるとさすがに壮観で、この日の加瀬沼には、複数の集団がぐるぐると渦を巻いていました。
 給餌されている観察地では、彼らは餌に困らないためか、なかなか渦を巻いてくれません。給餌されていない観察地を狙うと観察しやすいでしょう。
 いずれは動画でごらんいただきたいなと考えています。

 ハシビロガモはプランクトンが大好きという生態上、あまり水のきれいすぎる場所には飛来しないため、水質汚濁をはかる指標になることも。


ハシビロガモギャラリー

こんなところで、ぷるぷるぷるッ!
2005.11.29 不忍池:東京都台東区
(*istDS+FA50mmF1.4+テレプラスx2)

 オナガガモギャラリーにも掲載した「首ぷるぷるッ」。あちらのコメントを書いた時は「水をはじき飛ばす動作」としたものの、見ての通りここはアスファルトの路面であり、はじきとばすべき水が無い。
 てことは、この行動には、何か別の意味があるということになる。うーん。人間も時々ぶるぶるッと、悪寒も何もないのにふるえることがあるけど、あれみたいなものなのかなぁ……??

あたまぼさぼさ
2005.11.29 不忍池:東京都台東区
(*istDS+FA50mmF1.4+テレプラスx2)

 上の「ぶるぶるぶるッ!」の後の、同じハシビロガモ君。もうすっかり頭がぼさぼさになってます。人間がこんな風になるのは、頭をわしゃわしゃとひっかいた時とか、寝起きの時だよね(笑)。
 そして改めて、彼ら鳥類は全身が毛で覆われてるのだなぁと思い出したりするわけです。

せーのッ
2005.2.12 不忍池:東京都台東区
(EX-P600+2xテレコン)

 羽ばたいているんですが、この写真を見ていると、たとえばオーケストラの指揮とか、そういう方面を思い出してしまいます。なんとなく。



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