「銀ちゃんの恋」 宝塚月組公演(ビデオ)
とにもかくにも、風華舞がかわいい! 姿形ももちろんだけど、全身から「可愛いオーラ」があふれ出ているみたい。これで大ファンになってしまいました。でも、もう退団されちゃっているんです(泣)。もっと彼女を見たかった・・・。
お話はというと、今なら女性団体から「女性蔑視だ」と非難されかねないものですけれど、そういう時代もあったのね、で穏便にすませちゃいましょ(笑)。風華舞の可愛さの前だと、女性に対するひどい扱いも彼女の可愛さを引き立てる小道具に見えてしまうからすごいかもしれない。
でもね、この話の主人公は久世演じる銀ちゃんということになっているけれど、どう見ても風華演じる小夏が主人公だよ? 出てくる時間的にも小夏の方が多いんじゃないのかなぁ。
とね、タイトルに技を感じます。「男役が主役」が原則の宝塚では、どうあっても主人公は銀ちゃんじゃなきゃいけない。でも、話は小夏中心。で、「銀ちゃんの恋=小夏」とすることで、ごまかしはりましたね・・・と思うのは深読みのしすぎか?(笑)
久世星佳を見たのはこれが始めてでしたが、とても好感を持ちました。あの宝塚で、娘役中心の話なんて、なんて懐の大きい人だろう(って、彼女が台本を書いたわけではないですけどね)。失礼ながら、そんなに華のある方とは思わないのですが、久世トップの大きな懐の中で風華舞が主人公として演じている、という感じがするんですね。そういう意味でも「銀ちゃんの恋」というタイトルはぴったりだと思います。
ごまかしたと言えば、階段落ち。元が「蒲田行進曲」で、新撰組討ち入りの階段落ちシーンがあるんですね。大階段がぱーんとあって、「まさか、宝塚で階段落ちをするの?? これを落ちたらホントにけがするよ?」とずっと興味津々で見てました。
なーるほどね、スローモーションでごますのね(笑)。でも、ライトの点滅と組み合わせて、なかなかよい出来だったと思います。