武隈の里 
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武隈の源流

まず武隈の源流を探すには古代までさかのぼらないといけない。

私の加耶古代史観にのっとり、古代の遺跡等を3っ箇所に分類して話を進めたい。

   蝦夷と呼ばれる勢力は別として、古代、南方からこの武隈にやってきたのは3大勢力

      「南方呉系」----中国南部から古代やってきた勢力 海運力に優れる。 倭国の基礎となる集団で東海地方中心
                 大和では天理あたりに拠点  「和珥臣」

      「鮮卑系」 ----中国三国時代以前 半島から南下してきた遊牧民族 -卑弥呼邪馬台国のルーツ
                  大和には入るが、天皇系に敗北。後代は「源氏」につながる集団

      「天皇系」 ----呉系が北上、半島で北方勢力と融合して回帰してきた集団。 天皇系のひとつのルーツ

南方呉系  
武隈の語源は「和珥臣の祖、難波根子建振熊」という説からいくと 
武隈は南方呉系!! 関連する遺跡は次のとおり、まだ山麓沿いに発展、古墳は山麓にある。

飯野坂古墳
高館古墳
白山古墳
名取熊野三山

         鮮卑系 
          卑弥呼に通じる集団 この集団は初めて低地へ進出した。 古墳等は「前方後円墳」で低地にあり、
         低湿地を開墾、灌漑したりするほどの勢力、稲作も始まっただろう。 

かめ塚古墳 
「金蛇水神社」
千貫神社千貫松山  
東平王塚古墳
 
 「天皇系」 
大化の改新の頃、天皇系は
  新羅系 ---天武天皇
  コムナリ加耶系---天智天皇
壬申の乱で新羅系が一時勝利するが、天武なきあとはコムナリ加耶系。
日本書紀 日本武尊東征 

雷神山古墳

遠見塚古墳  

笠嶋道祖神  


武隈の由来 −武振熊 

  「武振熊」が「武隈」の由来とする説があるが、どうだろうか?
もとは「武熊」か?蝦夷との境であるゆえに、軍事力の優れた「武振熊」がこの最果ての
地にも派遣されたのかもしれない。

 熊は朝鮮半島では神聖な動物だし、記紀では「熊襲」が登場する。 九州南部にいたとか、日本武尊の熊襲征討、南北の果てに、同じ「熊」の名前をもつ集団がいた。

仁徳65年といえば 時代は4世紀後半である。ちょうど、かめ塚古墳とか
前方後円墳が造られる時期にあたる。


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神功摂政元年 日本書紀
 神功帰還にさいし、かご坂王、忍熊王反乱の話

  「竹内宿禰、和珥臣の祖、「武振熊」に命令して忍熊王を撃つ」

ここの「武振熊」:が 「武隈」のルーツとかの話を聞いた。どうだろうか? 
 仲哀記では和珥臣の祖 難波根子建振熊命としている。 
天足彦国押人命が和珥氏の祖 建振熊は和邇氏の系図

 仁徳65年 
「和珥臣の祖、難波根子建振熊  飛騨の國 宿禰を撃つ。」
 いずれも軍事力の象徴のようである。「武」もしくは「建」は
武けだけしい、武力の誉れ?

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『日本後紀』巻卅二逸文(『類聚国史』一五九口分田)天長元年(八二四)五月癸未十一

癸未。新羅人辛良金貴賀良水白等五十四人、安置陸奥国、依法給復、兼以乗田充口分。
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加耶古代史観で言えば、
3世紀から4世紀、半島からの移住勢力としては真っ先は「鮮卑系新羅=加耶」勢力だが、ついでは「加羅」勢力。
 「加羅勢力」、 いわゆる「物部」系で、この系統は源氏のルーツ?

蝦夷とは? 

 武熊の「熊」
熊といえば、日本武尊の熊襲征討を考えよう。 

加耶古代史観では九州の熊襲は「半島の新羅から来た集団の前進基地」と見る。そして
西の熊襲征討は結局、倭の地へ進出してきた半島新羅勢力の鎮圧なのである。?
日本書紀のテーマのひとつは[任那対新羅」の争いである。

東の熊退治は?
 日本書紀では特に戦争もなく、蝦夷は従順に服従したことになっている。
蝦夷とは? 西では「熊襲」と呼ばれて、東では「蝦夷」と呼ばれた。

三大勢力論からいくと
 南方呉系
 鮮卑系 
の両者のいずれか? 
  
武熊
蝦夷

このうち、鮮卑系は半島では当時の新羅勢力とおなじルーツを持つ。だから、熊襲も武熊も
同じ「熊」、朝鮮半島かららやってきた集団といえる。 

日本武尊の征討ルートは別項にあるが、どうも阿武隈川河口は避けたようだ。阿武隈川河口こそ武熊の支配地域なのだ。 天皇系は名取川河口から内陸へ進んだ。蝦夷とは名取川一帯に住んでいた「南方呉系」ではないだろうか?


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