武隈の里 
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「高舘山古墳は仙台平野の最古の古墳である」」と雷神山古墳に説明されている。

形状が「前方後方憤」、また立地条件が「山上憤」とかで仙台平野の最古とされているが、しかと
発掘されたことはない。

一度訪れてみたいと前から思っていたところである。しかし、いざ高舘山の現場に行ってみるとなんの標識も見あたらない。何回も同じ道を歩き、また偶然会った村の人にも聞いてみて教えてもらったりしたが、いざ自分の足で探すと見つからず。今回、名取市教育委員会文化財係に問い合わせて「報告書」等教えてもらい、その図面を元に現地を訪れてみた。



 岩沼方面からは今熊野神社を降りて正面に仙台平野を見渡せるあたり、左手に高舘山が見える。

 北畑の道路端から高舘山を遠望、山頂そのものが見えているかどうかは自信はないが、高舘山である。5月はじめなのでまだ田植えしたばかりの田んぼが拡がる。高舘山古墳の位置は黄色い旗の右手後方の杉林のあるあたりか? 熊野那智神社は「ご神木」の杉が目立つのですぐわかる。

高舘山に登るには


高舘山古墳を訪れるにはまず高舘山に登らねばならない。ルートは? 



表参道 ---
 
東尾根から、昔の道である。かっては宿坊とか並んでいたとか。現在では鹿野、麓の人家の間から尾根を歩いて登る。約15分ばかりで観音堂のところへでる。(ただ登り口の最初がわかりにくいので このルートはやめた方がよいだろう。また車で行っている場合は駐車場にも困るので、)


裏参道 −南から登る未舗装の山道、車で約5分もあれば熊野那智神社に到着する。狭い山道であるが最短でいける。熊野那智神社の階段下には駐車場もある。ただ冬季は雪も積もり日陰では積雪もあるので要注意である。

 新興住宅地「那智が丘」から行くのが最も楽で、下の公民館に車を駐車できるし、熊野那智神社まで舗装道路でいける。 最近はこのあたりも公園で整備されていて、車で行くに最も適したコースである。


付近地図

コース起点 観音堂前


 ここが観音堂
いずれもこの観音堂が出発点となる。観音堂を背にすると、左手方向、高舘城址への道がある。


 (ここまでは立派な標識があるが、、。道に入ると、、途中、なにもなくそのまま里まで下りてしまうので、要注意。)


道路端の看板の絵には、残念ながら 「高舘城址」は記載されて居ない
 

高舘城趾 入り口


cf。名取市文化財調査報告書第32集
移籍発掘総合調査の埋蔵文化財調査報告「名取熊野三山遺跡群」から引用ー名取市教育委員会

 熊野観音堂まえから山道に入る。まだ日陰は雪が溶けておらず。道は右へ曲がり右手は谷、左手の高台は高舘城趾。しばらく行くと小さな峠。右は秀衡ヶ崎である。
 
道は左にカーブ。右は秀衡が崎




ここらあたりは地上からの電線が通り遙か下界が見える。



しばらく行くと左手に石碑が並ぶところに出会う。ここが高舘城趾の入り口であるが石碑ばかりでなんの標識もない。石碑は「蔵王山」とか「山神」が読めるが、大きな四角な石碑の銘文は理解できない。



この「蔵王山」石碑の右手を登ると「高舘城趾本丸跡」!! すぐそばであるが倒木、草ばりで道は不明。まずは高舘山古墳を探検、帰路に城趾に寄ることにする。


高舘山古墳

cf。名取市文化財調査報告書第32集
移籍発掘総合調査の埋蔵文化財調査報告「名取熊野三山遺跡群」から引用ー名取市教育委員会

杉林で静寂そのもである。まずは石碑の前から谷の方へ。向こうの尾根までトラバース気味に。ちょうど送電線の下あたりを歩く感じ、下は倒木とか道も定かでない。注意して歩かねばならない。距離は短い。




倒木が所狭しとあり、東南綾を目指して歩く。尾根筋にでると比較的歩きやすくなる。

尾根の細い部分にでたところ

高舘山古墳

下の写真は「雷神山古墳」の看板から撮影したもの。測量図もあり詳細だ。それによると「高舘山古墳は仙台平野の最古の古墳である」」と説明されている。


前方部の先から
ここらあたりまでくると下草もなく歩きやすい。灌木等もほとんどないのだ。


前方部から後方部憤丘を間近にみる。



杉の植林で、下はふわふわの杉の葉で歩きやすい。時折、緑の木が生えてきるがほとんど下草はない。木々の隙間から下界が見えるし、はるか太平洋も。今では杉の木で邪魔されているが、これがなければ絶景であろう。
 

こんな標高120mあたりであるが、山上憤は? いったいどんな勢力がいたのだろうか?
高舘城勢力の祖先であることは確かであろう。
いまや杉林に埋もれて。

後方部の中に立つ




後方部の向こう側に降りて振り返る



痕跡はなく、、。わずか石ころが一つ


高舘城趾

高舘城趾 本丸跡

帰りがけ 高舘城趾へ寄り道。石碑群からすぐそばが本丸とかであるが行く道は定かでなく、倒木の間を「本丸」めがけて登る



。冬場であるからか下草も少ない。なんとなく道らしくもあるが、この道の右手が本丸跡ですぐそばである。



城趾本丸跡 平場である。
ただ杉の落ち葉、常緑の灌木ばかりで「強者どもが夢の跡」である。

文化財の保護

  名取市には
  あと
   雷神山古墳
   飯野坂古墳群
雷神山古墳にあった説明板にはその位置と高舘山古墳の図面がある。
 




石碑のあるあたりが高舘城趾への入り口だが、杉の植林で入る道もなく。せめて高舘城趾という道標くらいは必要だろうな。雷神山古墳のところにはきちんとした説明文もあるのに。私有地としても文化財保護のためには最低やるべき仕事があるだろうと思う。