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03月28日

松屋旅館→65三角寺→椿堂→岡田屋(徳島県三好郡池田町)31km


W氏とコンビニを探す

朝食をとろうと食堂に下りるとW氏がいた。再会に次ぐ再会でありもう何度目だかわからない。一緒に歩くことにした。

W氏はコンビニに寄りたいと言った。この日のコースにおいては途中から店が一軒もなくなる。地図上の店マークも、必ずしも当てにならない。W氏は、コースをはずれて国道を歩き、コンビニを探すことを主張した。コースをはずれるのは非常に不安であったものの、だからと言って別々に歩くのも気が進まず、結局わたしも国道を歩いた。

コースに戻るのはどうすればいいんだろう、あ、横断歩道でもないのに道突っ切ってるよ、っていうかわたしどうしてついてきたんだろう、と、だんだんいらいらしてくるのが自分でわかった。いらいらしている自分にさらにいらいらした。

結局、ローソンが見つかり、それからすぐにコースに戻れた。

三角寺って山の上だったような気が

三角寺は山の上にあるというふれこみだった。いつ急な登りが始まるのかと身構えているうちに着いてしまった。あと5キロ、あと4キロ、あと2キロ、あれ、山門がある、という感じだった。連れがいたからなんだろうか。

寺に着いてお参りして例のローソンで買ったおにぎりで昼食にして、さらに先をめざした。ところが、寺を出てしばらくしたところで、W氏が手帳を忘れたことに気づいた。取りに戻る、ということなので先に行かせてもらう。いくらなんでも今日のうちは会わないかな、と思っていると、山を降り切ったところで追いつかれた。いやあ、急いだわ、と、W氏はうれしそうである。

二人でしばらく歩くと休憩所があり座り込んでいるとどこからともなく女性が現れ、なんとお茶を出してくださった。濃く入れた緑茶でとてもありがたかった。

岡田屋にて

午後3時ごろ椿堂についた。お茶とお菓子を出していただいた。ここは番外札所だ。番外の札所のほうが風情豊かなところが多いという。確かにそうかもしれないと思いここで納経しようかと思いつくも、お坊さんが席をはずしていたので中止した。W氏はここで泊まりなのでしばらくお別れである。

一人で国道を歩いていると「徳島県」の看板がある。岡田屋のあるエリアは実は徳島県なのである。愛媛から、ほんの少し徳島を横切って香川に入るのだ。

岡田屋は満員だった。いつも満員らしい。早く予約しておいてよかった。おじさんがとても感じのいい人である。「おねえちゃん、ごはんいる?」の、「おねえちゃん」の発音がとても安らぐ感じだ。わたしと同じ街の生まれであるといっていた。このときばかりは自分の出身地を誇りに感じた。


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