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03月21日

若竹旅館→45岩屋寺→門田屋旅館(上浮穴郡美川村)30km


階段のかたまり

45岩屋寺には通常、44太宝寺から山を登って到達する。しかし今日は昼前から雨が降っていたので、私は、4kmほど遠回りながら、国道を通って行くことにした。

昼頃に、本日通過する唯一の集落といえる、美川村を通過。道の駅ができており、うろうろしていると「お参りですか?」と、略地図を渡してくれた。ポイントが押さえてあって距離も明記されており、たいへん使いよい地図であった。

45岩屋寺は、国道から登った限りでは階段のカタマリであった。山門までも山門からも、ひたすら階段が続いている。階段の途中にはずらっとお地蔵さんが並んでいて、なかなか壮観である。

本堂は岩壁に貼りついている。岩側では、板が岩に合わせて切ってあった。法華仙人の修行したという洞に登り、しばらく休憩。こんなところに寺を作ろうというその気持ちに、脱帽である。

おばちゃん、なんか燃えてるよ

宿にて。

「おばちゃん、このコタツ、コードはどこにあるんですか?」「そんなもんないよ。あったかい?」「あ、はい」「ならいい、ならいい。」

コタツ布団をめくり上げてのぞき込んでも、電気はついていない。なんなんだろう?

「おばちゃん、これどうやってあっためてるんですか」「豆炭よ」

こともなげに返ってきた。なるほど。

「おばちゃん、洗濯機のところ、なんか燃えてますよ」「ああ、あれは風呂たいてるのよ」

そう言えば、旅のらくがき帳に、「五右衛門風呂が」とかなんとか書いてあった。風呂桶の一面がやたらと熱かった。薪でたいていたのか。

豆炭のコタツに五右衛門風呂。はじめて見た。まさか、現役だとは思ってなかった。


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