AER 1/72
田舎が似合う素朴な働き者
アメリカの血筋ですがすっかりロシアントラックの顔



 ZIS-5は1930年代から50年代にかけ、民間・軍用問わず活躍したソ連のトラックです。戦中は兵員・物資の輸送や火砲の牽引 のみならず、さまざまに改造されて幅広く運用されました。

 AERのキットは全体としてやや大味なのですが、このトラックの「無骨」な側面をうまくアレンジして再現しています。ただ今回わたしとしては、このトラックのどちらかといえば「ポンコツ」な側面を前面に出していきたかったので、結果として大改造になってしまいました(笑)。

主な改修点は
1. ラジエターカバーの改修
2. エンジンフードとキャビンの形状修正
3. キャビン位置を前へ移動
4. フェンダーとステップの形状修正
 緑色のはAERと同じ金型のPSTのキットです。東欧らしい豪快な内容ですが、難しいことを考えずに楽しく組める良いキット。バリエーションもいろいろキット化されています。消防車がなかなか味わい深い。
 ロシアの車輌らしく生産時期や工場によってマイナーなバリエーションがありますが、全然気にせずソレっぽく作りました。ブレーキのロッドやコード類は省略。デフケースがお気に入り。

5. シャシーフレームの形状修正
6. サスペンションとステアリング、トランスミッションの自作
7. タイヤとホイールの自作(タイヤはレジンで複製)
8. 予備タイヤラックの追加
9. 牽引器の自作




10. 荷台の自作
11. 各部ディテールの追加
などなど…
 これでもあまり見えないところは省略したんです(笑)。パーツによっては実物よりもさらに華奢になっちゃってますが、演出のうちだと思ってくださいまし。


 この段階ではまだラジエター〜キャビン部分はシャシーに固定していません。塗装をある程度終わらせ、風防をはめ込んでから接着すると作業が楽です。
 こだわりのチラリ(笑)。この眺めだけでうまい酒が呑めます。


 塗料はタミヤアクリルを使用。ベース色として暗めの色を筆塗りして、徐々に明るくしながら数回エアブラシで塗り重ね。ここまでは半ツヤくらいにしておいて、最後に1回ツヤ消しにしたのをうんと薄めて、埃汚れを意識してわざと少しムラになるよーに吹いてみました。

 その後タミヤエナメルのいろんな色を混ぜた暗色でスミ入れしたり陰影を描き込んだり荷台の木部の汚れを描いたりオイル染みを表現したり。最後にシュリンクパックを切り抜いた風防をはめ込んで、ライトのレンズをクリアーのエポキシ系接着剤で再現したら完成です!

(2011年5月完成)