Unimodels + Dragon 1/72
乗員には狭くて不評だったという低く構えたこのシルエット
モデラーにはご馳走です




 T-34/76は第二次大戦期のソビエトの中戦車で、特徴になっている傾斜装甲により避弾経始という概念を初めて本格的に採り入れた車両だといわれています。そのデザインはのちの世界の戦車設計に大きな影響を与えました。

 この戦車もほかのソ連戦車の例に漏れず、年式や生産工場などにより多くのバリエーションが存在します。が、あんまり重箱の隅をつつくようなことはせず、美味しいところだけいただいちゃいますよ。今回製作したのは1941年式溶接砲塔F-34砲搭載型というカンジ?キットはユニモデルの1940年型をベースにドラゴンの足周りと小物を流用しました。

 一番の工作ポイントはピロシキ砲塔です。実際の寸法はまたしても無視、イメージ重視で幅を詰めるなどの形状改修してます。ディテールはほぼすべて作り直しました。溶接痕は伸ばしランナーで再現しましたが、あんまり凸凹させると汚くなっちゃうんでわりとプレーンに仕上げてあります。
 このキットの実はもっとも組みにくいところはといえば、車体とフェンダーの謎分割です。別パーツにする意味なくない?あと、ドライバーズハッチの解釈の間違えっぷりが豪快で笑えます。
 サフってみたら思いのほか淋しかったので小物を追加してるの図。突然ですがここで問題、前の写真とコレの間に大きく変わったモノとは一体なんでしょ?答え、デジカメが新しくなりました、わーい。

 車体の工作はそれはもうちまちまと。前面はドライバーズハッチやペリスコープ周辺を大改修、機銃のマウントやトゥフックにもディテールを追加してあります。後部ではPEのメッシュで再現するようになっている吸気口部分を開口、内部にそれっぽくルーバーを作っておいて、メッシュは別売りのPEを加工して作り替えました。後面はスジ彫りやボルトなどいろいろ直してあります。フェンダーはリブやガイドをプラペーパー等で作り直し。
 
 足周りはデキのいいドラゴンのモノに全取り替え。加工といえば起動輪と誘導輪の軽め穴を貫通させたくらい。履帯はUMのモノがこのタイプには珍しいワッフルパターンなので、ドラゴンの550mm幅タイプを採用しました。

 小物はないと淋しいので箱類とジャッキ、ジャッキ台、滑り止め、予備履板、毛布などをドラから流用。予備燃料タンクはUMのディテールを直して使用しました。

 塗装はいつものタミヤのアクリル塗料。以前T-26やGAZ-AAを作ったときの残りの塗料をいろいろ使い回してます。普通にドライブラシで仕上げてエナメルでスミ入れをしたのち、かなり薄くした車体色をエアブラシでブシュっとやってあります。少し質感が変わった?あとはタイヤや履帯、細部を塗り分けて完成。

 ロシアの車輌だととくに「もっと汚したほうが」とアドバイスをいただくのですが、個人的にあんまり汚したり壊したりしたくないもので、例によってあっさり仕上げです。ミニカー式モデリング?

(2008年12月完成)

 プロポーションはかなりわたし好みになりました。ディテールはちょっと大人しくしすぎたかな?欲をいえば履帯がもう少し薄いと良かったですね。