この1930年代後半というのはフランス軍が実に精力的にへなちょこ戦車を量産した時期で、オチキスH38もそんなへなちょこのなかのひとつです(笑)。独特の設計思想やデザインセンス、大好き。
キットはRPM社製。ACEとならんでわたしのど真ん中なアイテムを連発してくれるメーカーさんですが、ACEと違うのは近年の質の向上ぶり。パーツの精度が高くなってストレス少なく組めますし、シャープさに欠けるもののディテールの再現性もなかなか高い。やや玩具っぽい味付けではありますが、素組みでも充分楽しめる内容です。褒めすぎ?
今回はできる限りその玩具っぽさを排除して、スケールモデルらしい仕上がりを目指しました。
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ここまでほぼ素組み。内装は小さなハッチから見える分には充分な内容ではないかと。内部を作り込んで車体上部を接着せずにディスプレーするのも一興です。
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転輪のボギーは前後の下が繋がっていたりサスのスプリングのスリーブ表現がなかったり中央のフレームのエッジが死んでいたりといったあたりを直しました。このあと起動輪のお椀型も少しいじってあります。
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足周りはロコ式です。このくらいの軽戦車の場合には履帯を薄くしたり自然な垂れ下がりを再現したりするのに良い手法だと思います。塗装後に接着できるのもメリット。同社のR35では履帯が分厚くてがっかりしましたが、このキットでは改善されていますね。繋がったセンターガイドの間を抜いて、接地面にスプロケットがかかる穴を彫り込んでみました。別パーツになっている転輪のボギーをシャープに整形し、誘導輪を一度切り離して一回り小さく整形するなど、ちょこちょこと手を入れてますが全体の印象はとても良いです。
車体は機関室側面と車体前方部分で面の繋がりがやや不自然なのを直したほか、全体のエッジを削って丸くしました。あまり丸くしすぎるとシルエットが崩れてしまうので、ときどき遠くから見て少しづつ施すようにしましょう。
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車体はそのほか機関室上面のグリルがイマイチなのでプラ板で作り直したり、フェンダーの幅を広げてステーを作り直したり。前方にある"HOTCHKISS"の文字が不鮮明でしたので、伸ばしランナーで作り替えてみました。珍しくドライバーズハッチを開けて作ったので、内装を塗ったりハッチの裏側のディテールを追加したりもしています。
砲塔は単独で見ると悪くないんですが、車体に載せたときにやや小さいように感じられたのでひとまわり大型化しました。実際の寸法が、とゆーよりは完全にわたしの主観です。側面の形状もなかなか複雑で、多くの写真から脳内でイメージを合成して整形しております。キューポラや戦車砲などは自作。
塗装前写真を見て意外とプラ板色のところが少ないなーと思ったんですが、車外の構造物が少なくてもともとのデザインがスッキリしているからですね(笑)。
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ドイツやロシアのディテールてんこ盛りな外観に慣れた目にはかなりスッキリというか、淋しくも見えてしまう塗装前の図。今回はOVM類を全て省略してしまったので余計に淋しいですね。
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塗装はタミヤアクリルで。フランスらしいどぎつい迷彩にすると折角のフォルムが分かりづらくなっちゃうので単色迷彩です。エナメルや油彩で変化をつけたりスミ入れしたり。いつも通り汚し控えめ、デカールは寄せ集めでできあがりです。
どう?かわいいでしょ?
(2010年12月完成)
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