Hasegawa 1/72
気品と迫力を合わせ持った超高級車です
狼の皮を被った熊



 大戦初期のドイツで多くの高官たちに愛された車、メルセデスベンツG4。クラシックカーの流麗なフォルムを持ちながら悪路走行が可能なタフな駆動系と足周りが特徴です。AFVモデルにあっては異色なこのアイテムですが、製品化しているのは我らがハセガワです。流石、目のつけどころが違う。

 ところがしかしまぁこのキット、組むと似てなくってガッカリすること請け合いの出来映え(笑)。そこで今回はプロポーション改修によって少しでも似せてやろーとゆー企画です。

 基本的なプロポーションの改修ポイントは3つです。
 (1) ボンネットを絞り込みラジエターグリルの幅を狭く。
 (2) フロントフェンダーを深く。
 (3) シャシーを延長、キャビンはさらに延長。
 (2)と(3)については右の写真でご覧になれます。キットそのものは精度が高く組みやすいので、作業はサクサク進められました。
 毎度のことですが、プロポーションは実車の写真と見比べて「それっぽく」いじってます。正確さに欠けるモノなので参考になさる場合にはご注意を。キャビンの延長をするときには歪みが出やすいので気をつけましょ。
 黒のグロス仕上げを一旦は試みましたがあまりの玩具っぽさに撃沈。工作のアラもよく見えちゃうので今回は半ツヤに逃げてしましました。いつか再チャレンジしてみたいところです。

 そのほかでは各部のモールやリブ、ステップの滑り止めなどを伸ばしランナーで直したり、座席と幌にそれぞれプラ板を貼って厚みを増したり。座席はホントは肘掛けがあったり後ろに手摺りがあったりとかなり違うモノなんですが、今回はそのあたりはキットの仕様に忠実に作ってます(笑)。

 後フェンダー部分にはステップを追加し、後輪2軸の位置を前後に微調整しました。ヘッドライトはジャンクから流用。ホイールにはナットを追加。計器板はプラシートで作り直し、ハンドルにも手を加えてあります。ラジエターグリルのメッシュっぽいモールドは思い切って省略。などなど...。




 塗装はタミヤアクリル。当初は黒塗りにシルバーでアクセントのパターンでいろいろツヤを変え色味を変えて遊んでいましたが、最終的にジャーマングレーで仕上げました。何度も塗り重ねすぎてディテールが甘くなってしまったのはご愛敬。高級車らしく汚しはナシで<いつもどーりだろっ。

 細かいことをいえば手を入れる余地はまだまだありますが、わりと簡単な工作でかなり雰囲気が良くなったと思います。このくらい似てたらもちょっと売れると思いますよ、ハセガワさん(笑)。

(2008年9月完成)