平成17,18年月報


 

平成17年7月(8月5日記)
 
8月1日、開業一年を迎えました。はるか昔のことのようにも思えますし、きのうのことのようにも思います。7月受診者は約380人と増えました。新患は多くはなかったのですが、再来の患者さんが多かったようです。まだまだ足りないことばかりですが、自分なりに一年間がんばれたとおもいます。患者さん、スタッフをはじめまわりの皆さんに感謝するばかりです。一年間大きなトラブルなく過ごせたことがなによりです。



平成17年8月(9月5日記)
 
ついに1年を超えました。6日間のお盆休みをいただいたにもかかわらず、8月の受診者は380人と前月と変化はありませんでした。一年前の開業月(16年8月)が170人でしたので2.2倍になりました。数字自体には意味を感じませんが、ストレスの多い社会からの“需要”の多さをものがたっていると思います。10月にはクリニックの階上に訪問看護ステーションが開業する予定です。私たちとは別組織ですが、協力しあって患者さんの視点の立った、地域に根ざした医療サービスをめざすつもりです。



平成17年9月(10月9日記)
 
階上に訪問看護ステーションがオープンし、早速数名の患者さんの訪問をお願いしました。9月の受診者は400名弱でした。こころの治療の需要の多さに改めて驚きます。こころの治療は入院の時代は去り、今は外来治療が中心であり、さらに先には在宅診療や訪問看護、デイサービスの発展で在宅や地域で支える方向に動いていることを実感します。



平成17年10月(11月6日記)
 
10月の受診は約420名でした。多くなったからといって手を抜かないよう厳に自戒します。周りの皆さんと協力して全力を尽くす覚悟です。また、ふりかえってみると、長年の患者さんでも、私が開業して外来受診できる時間が増えて以来(勤務医の時は外来は週2回午前中だけでした)、再発、再入院の率が明らかに減っています。当然のことですが、どんな疾患でも早めの受診や処置が重要であることを示しています。11月2日大阪市の救急当番に協力しました(一名の受診者がありました)。



平成17年11月(12月3日記)

 11月の受診者は前月とほぼ同数でした。これまでトラブルなく無事過ごせたことを改めて感謝しています。これからも気を引き締めます。今月(12月)入り口の工事をして道路から車イスで直接待合室の入口まで乗り入れられるようになります。また、院内(トイレ、靴ぬぎ場)に手すりを設けます。(これまで段差があり、ご不便をかけていました)
・障害者自立支援法の成立で事務手続きは一層煩雑になり、患者さん自身の費用負担も増えそうです。



平成17年12月(1月8日記)
 12月の受診者は約410名でした。年末年始の休暇の影響かやや減でした。12月末に改装工事完成し、道路面から車椅子で待合室の入り口まで乗りつけられます。ようやく高齢者の方も楽に受診してもらえるようになりました。1月、障害者自立支援法への移行手続きがはじまりました。複雑な制度の上、費用負担が多くなる人が大半です。私も年明けから移行の説明と移行用診断書の記入に忙殺されています。


平成18年1月(2月8日記)
1月の受診者は約420名でした。受診者数は10月あたりからほぼ定常状態に入ったようです。引き続き障害者自立支援法への移行手続きに悩まされています。こんなに複雑で、手間がかかり、行政に聞いてもよく分からず、しかも府県ごとに対応の違うシステムがうまく機能するのか心配です。



平成18年2月(3月6日記)
 
2月の受診者は約440名と増加しました。自立支援法申請書類を2月末に提出して一区切りつきました。それにしても複雑な法律で実際に運用できるのか、正直なところ不安に思います。今度は4月から堺市が政令指定市になるための準備があります(住所表示の変更など)。診療報酬の引き下げなどもあり、息つくひまがありません。2月9日、大阪市の救急当番にいきました。


平成18年3月(4月3日記)
 
3月の受診者は約460名と増加しました。4月は堺市の政令指定市移行、自立支援法の開始、診療報酬の引き下げのトリプルパンチで本当に大変です。患者さんに迷惑がかからぬよう、全力を尽くすつもりです。特に自立支援法は事務手続きが複雑すぎ、患者さんや医療機関、役所の労力を考えると、むしろ自立しようとする障害者の足をひっぱることになると思います。



平成18年4月(5月6日記)
 
4月受診者は約460名と前月と変化ありませんでした。4月は堺市の政令指定都市移行と自立支援法に振り回され、役所や診療所協会に問い合わせばかりしていたイメージが残っています。特に自立支援法は、施行するための時間や資金をそのまま患者さんのために回せれば、どんなにサービスが充実できたか!と悔しくてなりません。実際、当クリニックでも時間(書類の記入時間、役所等への問い合わせ、患者さんへの説明の時間)と資金(患者さんから頂いた移行用の診断書料や書類の郵送費、問い合わせの費用、説明会への参加費等々)など考えると、そのエネルギーは膨大なものでした(これからも持続するので現在形かも知れません)。このような、現場の状況を全く把握しないで実施された悪法は基本的に廃止されるべきと思います。



平成18年5月(6月8日記)
 
5月の受診者は約480名と増加しました。自立支援法関連や堺市の体制も一応、落ちついたように感じます。しかし、本当に疲れました。特にスタッフの少ない当クリニックはなおさらでした。受診者の方々へは迷惑をかけないよう気を引き締めています。



平成18年6月(7月9日記)
 
6月の受診者は520名と増加しました。事務手続きなどはようやく落ちついてきましたが、日常業務がかなり忙しくなって来ました。心療内科の潜在的需要の多さに改めて驚いています。逆に言えば、今まではこころの症状があっても医療機関を受診できない状況があったことになります。受診の方々に少しでも役に立てればと思います。今月末で二周年になります。



平成18年7月(8月8日記)
 
8月1日、無事二周年を迎えました。開業以来、大過のないことに関係者の皆様に心から感謝します。7月は540名とさらに増加しました。一層、気を引き締めて診療に当たる決意です。



平成18年8月(9月6日記)
 
8月受診の方は約520名でした。2年を過ぎ、色々な意味で状態が安定してきた感があります。また、自立支援法にもようやくなれました。しかし、官僚が机上で考えたであろう制度は今でも賛成できません。おそらく、国や自治体の支出は削減されていると思いますが、それ以上に患者さんや利用者の支出は増えていると思います。現場の人間としては与えられた条件で最善を尽くす以外は以外はありません。
 ○
医師になって以来、25年以上お世話になったH病院の前院長、M先生が7月に亡くなりました。悲喜こもごもの思い出があり、胸に迫るものがありました。肉親や親しい人がなくなった時、いつも読む言句がありますので紹介してみます。
 この世における人々の命は定相なく、短く、苦痛に繋がれてつながれている。生まれたものは死を免れない。だからといって嘆き悲しんでも亡くなった人が帰って来るわけではない。亡くなった人をみて「かれはもう私の力の及ばぬものなのだ」とさとって嘆き悲しみを去れ、煩悩の矢を抜いて平安に帰せ。(ブッダのことばより短く改変)
 月並みですが、日ごろの診療に力を注ぐことが先生への供養と考えます。どうか暖かい日差しと穏やかな日々がいつまでもM先生のものでありますように。



平成18年9月(10月9日記)
 
9月の受診の方は約550名となりました。心療内科の需要の多さには正直、驚きます。今月は入院先の紹介や他科依頼、心理療法のお願いなどに多忙でした。日常診察の忙しさの方が役所との交渉などよりはるかにストレスが少ないです。改めて気を引き締めて診療に当たる覚悟です。


平成18年10月(11月8日記)
 
10月の受診の方は約570名となりました。患者さんの多い日と少ない日の差が大きくなっているようです。待合室に患者さんがすわりきれない時もありますが、逆に患者さんが居ない時間帯もあります。心療内科の性格上、再診の方は予約制を取りたくないと思います。何らかの工夫を考えたいと感じています


平成18年11月(12月6日記)
 
11月の受診の方は約570名と前月と変わりませんでした。19年1月より医療法人(心和会)となる予定です。クリニック自体が個人のものではなく、公益性の高い医療法人となります。

 

平成18年12月(1月7日記)
 
12月の受診の方は約580名でした。1月1日をもって個人診療所から医療法人になりました。個人の所有ではなく、公共のものとなります。実務上は今までと変わりありませんが、役所への手続きや名称の変更におわれそうです。公共機関として地域医療に努めます。改めて開業以来、大過なく過ごせていることを喜びとします。





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