平成22年月報



平成221月(28日記)
 1月の受診の方は約830名でした。レセプトなみの詳細な明細が要求されるようですが、病名の告知だけはさけてほしいと思います。心療内科では認知症や統合失調症など、病名告知が患者さんとの関係を悪くする可能性があります。



平成222月(37日記)
 2月の受診の方は約830名でした。4月から心療内科クリニックの診療報酬が下がります。看護師、ケースワーカーなどを多数かかえておられるクリニックでは経営が苦しくなるでしょうし、新規の開業も抑えられることと思います。非常に乱暴で僭越な比較ですが、交通事故死は5000人弱に対し、自死(殺)は30,000人を超えています。交通安全には警察、道路整備、教育などの莫大な人と資金がかかっています。それに対し自死については心療内科への受診の機会さえ遠のこうとしています。


平成223月(46日記)
 3月の受診の方は約880名でした。4月から診療内容の明細書を発行していますが、正直、何の役に立つのかと思います。だんだん規制が強くなり、画一的な診療が要求されています。特に心療内科はある意味で芸術にも似た、独創的な発想が必要なことがあります。未来は精神症状もマクドナルドのようにマニュアルをみながら診療することになるのでしょうか。。


平成224月(59日記)
 4月の受診の方は約910名でした。開業以来、大過のないことを感謝します。また、需要の多さには改めて驚きを感じます。不安の強い、緊張を強いる世界になっていることを示しています。ほんの少しでも患者さんの役に立てればと思います。


平成225月(58日記)
 5月の受診の方は約870名でした。最近の政治を思うと、素人(政治家)の優先を感じます。口蹄疫の問題でも獣医の先生が大変な危険性を警告しても、県や国の役人は当初全く動かなかったと聞きます。普天間基地の問題も玄人である外交官や防衛官が何年もかけて合意したことを素人(鳩山氏)が白紙に戻したことから問題が始まったと思います。昔の毛沢東思想やポルポトにも似た、“素人発想”の危険性を感じます。心療内科の領域でも「なんで?」と思うよう素人の発想による制度改正があります。診療報酬における“うつ病の認知行動療法”の高評価などはその代表です。根底には「“うつ”などは自分の考え方一つで解決できる。薬に頼ることは間違っている。」といった素人(一般人)の考えが見え隠れしていると思います。
〇認知行動療法を否定するつもりはもちろんありませんが、一般的な治療法(薬と通院精神療法)を嫌悪して、その反対極として持ち出されてきた気がしてなりません。


平成22年6月(77日記)
 6月の受診の方は約860名でした。需要の多さに驚くとともにこれまで神経科医が街にでず、多くの患者さんを放置していたことを痛感します。私個人としても、日本、さらには世界全体に対する不安を覚えます。このままではいずれ立ち行かなくなるとは自明の理ですが、だれも解決法を知りません。この大きな一種の“原始不安”が患者さんを増加させていると思います。


平成22年7月(88日記)
 7月の受診の方は約910名でした。8月1日、満6年を迎えました。大過のないことを深謝します。世の中が変革する中で自分のできることを確実におこなう覚悟です。初心を忘れず、少しでも皆様のお役に立てればと思います。


平成22年8月(97日記)
 8月の受診の方は約850名でした。記録的な猛暑に精神的に変調をきたした方が受診されました。教育関係者の方でした。生徒さんたちも勉強どころではないと思います。児童手当など出さずに教室にエアコンを入れる、学童保育や保育所の充実などを行うべきです。マニフェストがどの位の重みがあるか知りませんが、地球的な気候変動の中、お金の出し方も変えてもよいのではと思います。


平成22年9月(103日記)
 9月の受診の方は約890名でした。需要の多さに驚きます。末法思想のようですが、このままでは世界全体が行き詰ることを人々が肌で感じている証拠と考えます。大きくみれば、中国のわけの分からない言動もその一環かも知れません。社会主義が倒れ、資本主義が終わった後、どんな社会と仕組みが待っているのでしょうか?

平成22年10月(116日記)
 10月の受診の方は約900名でした。医療とはあまり関係ないですが、日本の弱腰外交と中国の不誠実とは目を覆うべきものがあります。民主党の素人集団では中国の玄人外交官に全くかなわないことが明らかです。しかし、かの国の聖人(孔子)の言葉のごとく「信なくば立たず」です。早晩、かの国には大変革が起こるでしょう。その時日本は「君子は憂えず、懼れず」であることを心からの望みます。


平成22年11月(126日記)
 11月の受診の方は約920名でした。過去最多でした。心療内科外来はさらに逼迫しているようで当院にも枚方市から初診の患者さんが来られました。堺東のU医院(神経科)の先生が亡くなられ、大阪市の名門、S病院神経科外来も来年早々に閉鎖されると聞きます。医療崩壊の足音が大きくなっています。

平成22年12月(1月8日記)
 12月の受診の方は約900名でした。大過なく越年しました。現在の、個人の力ではどうにもできない閉塞感をひしひしと感じます。雑にならないよう今後も微力ながら、努力しますこれで、とんでもない災厄が起こらなければいいのですが。





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