科研プロジェクト PROJECT

科学研究費助成事業(基盤研究(C))2017-2020年度
「中華圏におけるナショナリズムとリベラリズム――連鎖する大陸中国・台湾・香港」

メンバー

代表者

研究目的

本研究は、20世紀前半に中国(民国)で生成し発展したナショナリズムとリベラリズムが20世紀後半に大陸中国(人民共和国)・台湾(民国)・香港(イギリス)に広がった後、各地域でそれぞれどのような展開をみせ、それが三者の関係にどのような影響を及ぼしたのかを、冷戦下の1970年代を中心に考察する。1970年代に焦点をあてる理由は、この三地域が、20世紀前半までの歴史的展開と戦後の冷戦の影響をうけながらも、新たな世代の出現などによって、それぞれに独自のアイデンティティを育むことになり、そうした状況下で中華圏のナショナリズムとリベラリズムの均衡ないしは選択を新たに問い直し、現在の関係性の原型を出現させたからである。

活動

第1回研究活動(2017.7)@香港

 

第2回研究活動(2018.3)@台北・香港

 

第3回研究活動(2018.4)@香港城市大学

 

第4回研究活動(2018.6)@香港

 

第5回研究活動(2018.11予定)@台北

 

第6回研究活動(2018.11予定)@広州

科学研究費助成事業(基盤研究(B))2013-2016年度
「社会主義中国の憲政論・憲政体制を再考する――20世紀中国憲政史の視角から」

メンバー

代表者

分担者

研究目的

現代中国が直面している深刻な政治課題は「自由・人権・民主・憲政」をめぐる諸問題である。この広義の意味での憲政問題は、政治学の手法を用いて現代中国を解明しようとする研究者たちによって、しばしば注目されてきた。

しかし、この問題に対する政治学のアプローチには限界がある。なぜなら、現代中国の憲政問題は、20世紀初頭以来の豊かな憲政論の展開と幾多の憲政体制改革の実践を経て浮上してきた、いわば20世紀中国憲政史上の延長に位置する政治課題だからである。したがって、20世紀中国という時間軸から現代中国の憲政問題を読み解き、新たな現代中国像を提示することこそが必要である。

その際に、20世紀前半と現代とを接続する社会主義中国(1950-1970年代)の憲政論・憲政体制を、近現代中国の三大思想潮流――ナショナリズム(国家・民族主 義)・自由主義・社会主義――を踏まえながら、全面的に再考しなければならない。また、清末・民国期の憲政論・憲政体制が戦後の台湾と香港にどのように継承されたのかという視角から、社会主義中国を複眼視することも重要である。

本科研は、これらの研究課題に取り組む。

活動

第1回中国憲政研究会(2013.5.6)@東京大学駒場キャンパス18号館

第2回中国憲政研究会(2013.8.26)@東京大学駒場キャンパス18号館

第3回中国憲政研究会(2013.11.16)@京都大学人文科学研究所本館

第4回中国憲政研究会(2014.3.26)@東京大学駒場キャンパス18号館

第5回中国憲政研究会(2014.8.2)@東洋文庫

第6回中国憲政研究会(2015.1.10)@東京大学駒場キャンパス18号館

第7回中国憲政研究会(2014.1.31)@東京大学本郷キャンパス法文1号館

第8回中国憲政研究会〔国際Workshop〕(2015.3.14)@香港樹仁大学本部棟

第9回中国憲政研究会(2015.4.18)@東京大学駒場キャンパス18号館

第10回中国憲政研究会〔国際会議〕(2015.7.25)@東京大学駒場キャンパス18号館

日時:2015725日(土)

場所:東京大学駒場キャンパス18号館4階会議室(コラボレーションルーム4

・会場の都合上、ご参加いただける方は、懇親会(有職者5000円、院生3000円)ご出席の可否とあわせて、715日(水)までに、吉見崇(chinakaigi0725atyahoo.co.jp)へご連絡下さい。宜しくお願い申し上げます。

・中国語を原則としますが、状況に応じて補助通訳もおこないます。

〈プログラム〉

10001005  開会の挨拶 村田雄二郎(東京大学)

10051155 第1セッション 「民国史から見た1950年代憲政」

司会 中村元哉(津田塾大学)

 章   清(復旦大学)「憲政史の断絶と連続-民国時代の“遺産”」
  小野寺史郎(埼玉大学)「ミリタリズムとデモクラシー-1920年代中国における軍事教育と兵制構想を中心に」

    コメンテーター 王奇生(北京大学) 光田剛(成蹊大学)

11551330 昼食

13301520 第2セッション 「1954年憲法の制定と全国人民代表大会の成立」 

司会 久保 亨(信州大学) 

 孫 宏雲(中山大学)「自由主義派法政学者と1954年憲法の制定およびその宣伝」

 水羽信男(広島大学)「中国社会と選挙:1954年の人民代表大会選挙を中心に」

 コメンテーター 李暁東(島根県立大学) 石塚迅(山梨大学)

15201550 休憩

15501740 第3セッション 「社会主義憲政の変遷」

司会 村田雄二郎

  孫  揚(南京大学)「改革開放の起源を探究する-1970年代中国の再考察」
   加茂具樹(慶應義塾大学)「権威国家のデモクラシー-中国共産党はどのように“問題”を解決するのか」

    コメンテーター 王奇生  高見澤磨(東京大学)

1740~1750  閉幕の挨拶 久保亨

第11回中国憲政研究会(2016.4.23)@東洋文庫

第12回中国憲政研究会(2016.7.31)@東京大学駒場キャンパス18号館