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26, June |
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24、25、26日と、とても素晴らしい週末を過ごすことができました。そう、28年ぶりに来日したシュトックハウゼンのコンサートであります!
こんな贅沢な3日間が、あっという間に過ぎ、少し脱力気味です。明日から社会復帰できるのか、やや不安でもあるのですが・・・(笑)
今回、初演である《リヒト=ビルダー(光=イメージ)》という連作オペラのプログラムが、3日間共通して組まれておりました。
管楽器(バセットホルン、トランペット、フルート)とテノールの四重奏は、一見、シンプルなように思えますが、それぞれが即興的に素の純粋な音を重ね合わせ演奏するといったものではありません。
各楽器、テノールにはリング・モデュレーションが使用され、出力された音には、リング変調がかけられています。
例えば、フルートだったら、吹いて奏でられたその瞬間の1つの音が、その効果(リング変調)により、多様な響きを持つことになります。なので、純粋な混じりけのない音というのはありえないし、多彩な音色を持ったもの同士が、さらに合成され、より豊かな響きを生み出します。
ステージ上で、演奏家たちのユニークな生演奏を聴くだけではなく、会場に備えられたスピーカーから発せらる、シュトックハウゼンによって制御された音、すなわち、「混合した複数の音の響き」を、同時に楽しみながら聴くという舞台だとも言えましょう。
もしかしたら、照明や演奏家などはいらない、ただ、舞台には、スピーカーさえあれば、同じような形態のライブは可能だということなのでしょうか?。この辺は、どこか引っ掛かる部分があります・・・
連日、通しで観に来ている人は、当然のことながら、3回とも同じ演目を耳にするわけなのですが、1つの音が、このリング変調により多彩な音色を持った時、同じパートでは、3回とも、同一のノイズ音が出力されていたのでありましょうか?
リング変調によって展開される音には、どこまでの緻密性が求められるのか??
そこまで、深く追求して聴いていなかったため、多少、気になるところではあります。(あまり関係ないのですが、4人の衣装を見て、如何なものかと思われた方は、どれくらいおられるのでしょうか?
旧約聖書的な世界をイメージしたものなのか…。うーん。デザイン的にも、色的にも、随分と危険なかほりがしました(笑)。なんか、小さな街に巡業にやってきた大道芸人のような…、サーカス団のような…。)
さて、《リヒト=ビルダー》の他に、3公演中、それぞれ違った4つの電子音楽の演目を披露してくれたシュトックハウゼンでございます!
どれも、観客の度肝を抜く、実に、驚異的なライブパフォーマンスでした。聴き終わった後、28年間も、このようなステージの存在を知らずに生きてきたんだなぁ…、と、惜しい気持ちもありましたが、嬉しい出会いにとても興奮しておりました。
次回、この電子音楽について触れたいと思います。→続きを読む
第21回<東京の夏>音楽祭
[24・25・26日]
《リヒト=ビルダー(光=イメージ)》(2002年/41分)〜連作オペラ「リヒト(光)」から「光の日曜日」第3場(演奏会形式)
[24日]電子音楽
《少年の歌》(1955-56年/14分) 《テレムジーク》(1966年/18分)
[25日]電子音楽
《コンタクテ》(1958-60年/36分)
[26日]テープ上演
《天使=行列》〜連作オペラ「リヒト(光)」から「光の日曜日」第2場(2000年/45分)
→公演の詳細はこちら |
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19, June |
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神童として謳われたヴァイオリニスト五嶋みどりの弟である五嶋龍君が、17歳にして8月に東京芸術劇場にて、日本のオーケストラと共に、チャリティコンサートを行います。昨日、そのチケットが発売されたのですが、数時間で完売という、すごい人気であります。
フジテレビで、10年にわたり、五嶋龍君にスポットをあてた「オデッセイ」というドキュメント番組があります。ちょうど、私は、その番組で、龍君の存在を知りました。
あらゆる分野において、「天才」というのはどのように生まれ、育ち、どのような生活をし、感性を育んでいくのだろう・・・。そんな疑問を抱いていた私には、ブラウン管を通し、龍君の無邪気で才能あふれる姿が、とても眩しく映りました。
まるで、名馬の誕生に立ち会っているような感じとでも言いましょうか…(笑)。
おそらく、ヴァイオリンやクラシックに興味が無いひとでも、この番組を通し、ファンになった方も多いのではないでしょうか?
また、今年5月には、なんと、名門ドイツ・グラモフォンと専属契約したというのですから、今後、ますます、この天才少年の演奏活動には目が離せません。
ロックもお好きらしく(笑)、エレクトリックギターをギャンギャン弾いていた姿が、とても印象的でしたが・・・。
武満徹のオマージュとして作られたオペラ(的なもの?)『武満徹〜マイ・ウェイ・オブ・ライフ』の日本公演の模様が、今、NHK教育テレビで放映されています。
確か、4月の公演だったはずで、こんなに早く、テレビで観れるなんて。。。
途中まで見ていたのですが、集中力が続かず、途中で断念です(笑)。あとで、ビデオでゆっくり観てみたいと思います。。。
こちらの舞台、正直なところ、どういった評判だったのでしょうか?客の反応も知りたいし、当時、私も、行こうか悩んだ末、結局やめてしまったので、その中身がとても気になっています。
実際行かれた方がいらっしゃったら、是非とも、教えて頂きたいです。。
『武満徹―その音楽地図 PHP新書 (339)』
著者:小沼 純一
武満入門書とでも言いましょうか、武満徹をあまり詳しく知らない人なら尚更、この音楽地図片手に、タケミツの歩き方をガイドしてくれる1冊。
ベーシックな内容ですが、いつもでもどこでも(笑)、手軽に、パラパラと読んでしまっていまいます。 |
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18, June |
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今週はポリー二のチケット先行発売があり、大慌てで予約を入れました。そのかいあったか、なかなかよい席がゲットできました。
私の中のメインは、2002年の「ポリーニ・プロジェクト」からはじまって、今回、第2弾として行われる「ポリーニ・プロジェクト
II」であります。
ノーノの楽曲を演奏する演奏家を何人か聴いてきましたが、ポリーニは、何か、特別な気がしています。同じイタリア人であるということ、そして、ノーノ自身とも親交があり、ポリー二のために書いた楽曲《力と光の波のように》があるくらいですから、ポリー二だったら、きっと、私の知らなかったノーノの世界をふんだんに披露してくれるだろうと、期待しているのです。
また、ノーノの《苦悩に満ちながらも晴朗な波》という作品の他に、ブーレーズ
《二重の影の対話》、ベルク《クラリネットとピアノのための4つの小品 op. 5》、シュトックハウゼン(ピアノ曲未定)というプログラムになっていて、実に申し分ない、なんともため息の出る構成でございます。
冒険というべきか、63歳にして、21世紀という現在に挑戦し続けていく、非常にパワフルな姿勢、厳しいまでの揺るぎない探究心が、ポリー二の凄さなのかもしれません。
20世紀の音楽(現代音楽)を、ポリーニの感性で体現してくれるこのプロジェクトには、きっと、ポリーニ自身が探求し続けた答えのひとつ《真実》が知れる、衝撃的な一夜になることでしょう。。。
今年の来日公演は、「ポリーニ・プロジェクト II」だけではなく、オール・ベートーヴェン・プログラムとオール・ショパン・プログラムのリサイタルも用意されています。正直、ショパンの方に大いに惹かれたのですが、今回は、オール・ベートーヴェンのプログラムの方に行くことにしました。
そんなわけで、2夜にわたって、ポリーニの世界をじっくり体験できるのであります。そう思うと、うーん、待ち遠しいです(笑)。
マウリツィオ・ポリーニ
●11/3:『ポリーニ・プロジェクト II』
東京オペラシティコンサートホールタケミツメモリアル
●11/6:ピアノ・リサイタル/オール・ベートーヴェンプログラム
●11/9:ピアノ・リサイタル/オール・ショパン・プログラム
サントリーホール
→公演の詳細はこちら |
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2, June |
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昨日、「music」で更新させて頂きました、アルゼンチン音響のモノ・フォンタナでありますが、気が付くと、ポゴレリチのchopinを聴きながら、レビューを書いていました(苦)・・・まったくもって、ラテンアメリカ度ゼロでございます。。
アルゼンチンの音響派やプログレ系の音楽は、言わずと知れた素晴らしい名盤が多くあるので、初めて耳にしたときは、かなりの衝撃を受けました。面白すぎる!
フェルナンド・カブサッキの《FAUST》に至っては相当ビビリましたし(笑)・・・、、ドイツ表現主義映画のムルナウの作品が南米の地でどのように展開され、生み出されていくというのか?・・・等と、わくわくしながら思いを巡らせてみたりしました。
アルゼンチンの音響派というのは、どういったバックグラウンドがあって、今日に至るのであろうか??・・なんて、すごく興味津々です。
ブーレーズ-シェフネール書簡集―1954-1970
ピエール・ブーレーズ (著),
アンドレ・シェフネール (著), 笠羽 映子
『若きブーレーズが語り、民族音楽学者の重鎮シェフネールが論す。手紙で交される議論は、《ピエロ・リュネール》《春の祭典》《ぺレアスとメリザンド》に深い刻印をとどめていく。ーー音楽之友社』
(ブーレーズの生誕80年を記念したもので、最近読んでいる読み物です。若きブーレーズが、シェーンベルク、ストラビンスキー、ドビュッシー等について語っております。) |
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