楽器、弓、弦 と揃ってくると気になるのが楽器のパーツ類です。機能的に問題がある場合(ペグの調子が悪いときや、顎当てが奏者の体型に合わないときなど)や、楽器使用者がバイオリンの外観を好みに応じて変えたい場合に交換が可能です。4本の「ペグ」(糸巻き)、弦を通す「テールピース」、テールピースが固定される「エンドピン」、それから顎当て等、これらパーツ類はどれも同じようでいて実は木材の違いや、微妙なデザインの違いがあります。(顎当てに関しては一目瞭然ですが・・・)
木材の違い:
黒檀 ・・・ 真っ黒な木材。指板部分などに決まって用いられているもので楽器にデフォルトでついていることが多いです。硬く一番長持ちするといわれています。ランクの低いものでは茶色い筋が入っているそうです。私の最初の楽器の板板の黒檀がまさにそれでした。高級なものは木の密度も高く質感が違うのだそうです。
紫檀 ・・・ 茶色の木材。黒檀に比べると木の密度は荒いようです。
柘植(ツゲ) ・・・ 薄い茶色の木材。一番軽い木材です。楽器への影響を考えた場合軽い素材であるほうが音響的に良いと聞いたことがあります。高級楽器にはよくこの素材のパーツが取り付けられています。またパーツ屋さんのリストをみるとこれで作ったものが一番高価です。ペグなどに使うと特にE線等木に食い込んだりペグボックスの穴とのあわせ部分でペグのほうが磨り減ってきたりすることがあるようです。逆に黒檀のペグだと長年使っているとペグボックスのほうが磨耗してくるとか。
デザインの違い :
ペグやテールピースの装飾 ・・・ペグやテールピースはデザインの違いのほか白色や黒色、金色の装飾がポイントになっているものもあります。好みの問題ですが選ぶ場合はペグは自分の指になじむデザインにしたほうがいいかもしれません。ここだけは実用的な側面があります。
顎当ての形 ・・・ テールピースをまたぐ形(ガルネリ型)、テールピースをまたがずにの左側に取り付けるタイプなどがあります。テールピースの上に来る部分に顎を乗せる部分がくるフレッシュ型(旧型と顎当て部が平坦な新型の二種類)というのもあります。顎当てに関してははじめは注意が回らないと思うのでとりあえず楽器についているものを使ってみて不満があったり、習っている先生からアドヴァイスされたりしたときは他の種類のものを試してみると改善する場合があります。お店で試させてもらったり、オケの仲間が変わった顎当てをしていたらちょっと借りてみると良いと思います。